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天元突破グレンラガン 紅蓮編(その4)

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職場の近くでレイトやっているのに気がついて四回目。
レイトだというのにそこそこ客が入ります。さすがに満員ではないけど。
ここは、まだある程度グッズが残っているので買いそびれた人にはよいかも。

#やさぐれたシモンがからからまわしているドリルなんか、どこかがだしそうなもんだけどなあ。

 丁度、グレパラの発売と前後しているから、というわけでもないけれど音楽のはなし。
グレパラ自体、音楽だけでいくらでも映像が派生していくことを示す実験作になりましたね。
次の映画にあわせて第二弾とかやりそうだ。

 岩崎氏がロボットアニメっぽい音楽にはしない、というつもりで作曲していた、とどこかで読んだのは、前回のテーマとかぶるわけだけれど、グレンラガンの魅力の柱を一本になっているのが音楽であることは確かだろう。特徴的で耳に残る、とてもよくわかる音楽。ラップを多用するけれど、あの耳障りで汚らしい「和製日本語ラップ」にしないという良識。タイトルの中にあふれている茶目っ気と遊び心。

 DSのゲームで、ストーリーの後半がおざなりに流されているのにもかかわらずついつい最後までやってしまうのも、この音楽がDSから流れ出てきているからかもしれない。その、音楽の完成度は、映画版だからといって新曲を追加していない(ようにみえる)ところにも現れているのだ…と、思う。

 この曲が流れてくると心はこの用意をして待つ、というカタルシスへの準備が脊髄反射的に完成されちまっているわけで、ずるいといえばずるいはなしです。それは、もちろん映画ではhappily ever afterの前奏がなった瞬間にぞくっとする、というアレです。いや、もちろん、冒頭のアバンであの曲が流れた瞬間に、というのでもいいのだけれど。

 それにしても、クラシックあり、ロックあり、ジャズあり、ラップあり。これも、音楽のワイドスクリーンバロックです。つまり、中島かずき氏のやりたいことと音楽もぴったりと合ってしまっていた。

 もうひとつは歌詞、ですね。meg rock氏の。「続く世界」もずるい曲だし。中川翔子なんて、「しょこたん」とかいっていた時はまったく興味なかったのに、墓場鬼太郎でCDを買うはめになり、グレンラガンで、という流れなんだけれど、さらに、墓場鬼太郎の挿入歌、君にメロロンもmeg rock作詞だったということに気がついて呆然としたり。

 ひとつやってほしいのは、中川翔子に提供した曲をmeg rock本人が歌った版、というの。中島みゆきの「おかえりなさい」みたいな。やらないかなあ。