なんだかおしゃれで、もたつかずに最後までなだれ込むいきおいが心地よい。さらに、CGとメカがすばらしい。「不器用」クンのかわいいこと。すみずみまでセンスのよさが光ります。
基本的にはバットマンと同系統のアンチヒーローもの。金持ちの大人がなにかをきっかけにスーツをまとって私的に正義を執行する、というタイプ。でも、ダークナイトみたいなどろどろとした暗さはなく、すっきりとハリウッドの明るさをいい意味で実現しています。
このおしゃれ感覚はなんだろう、と思っていたら、なんだ、監督が「ザスーラ」の人なんですね。あの、ロボットとか自転車とかのおしゃれっぷりを映画にした人なんだからこれは当然というべきでしょう。
細かいセリフの一つ一つにもウィットがきいていて、くすくす笑ったり爆笑したりはらはらしたりしながらあっというまに2時間がすぎます。おもしろすぎ。
それにしても、ロバート・ダウニー・Jr、こんな良い俳優だったんですねえ。みなおしました。かっこいいじゃん。
続編からアベンジャーズまでの流れもできたみたいだし、こうなるとインクレディブル・ハルクみなきゃなんないじゃないですか…
