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劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン

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 とりあえず、井上対小林のガチンコ勝負は圧倒的に小林靖子の勝ちであった、ということです。
夏のキバ映画が、結局、「さらば電王」のただの予告でしかなかったように。

 これだけの規模になってくると、例によって「ないぃぶさん」達の悪あがきも湧いてきます。自称「仮面ライダーファン」な手合いが「テレビは見ていないが」とか苦しい前置きしながら懸命にこの映画をこき下ろそうとしているあわれさ、それこそが、本作の出来の良さを物語る指標にほかなりません。つまり、輪にはいれなくて悔しいのです。でも、テレビの電王を毎週楽しみに見ていた人たちにとって、今回の「さらば電王」は、本編に連なる正統全うなる続編であり、スペシャルサービスであり、そして、主役交代イベント(Zからグレートみたいな)でもあります。

 ファンサービスについては、あげだすときりがないのですが、特にジークとデネブが良い味をだしていて(笑)。モールイマジンがたくさんたくさん出てきたのも個人的には大層うれしいサービスでした。セリフがあればもっとよかったけど(笑)。

 予告やCDのセリフ版に入っているのに本編に含まれていないシーンが随分あることから、DVD化する時には数十分規模の追加があるものと思われます。次のライダーにひきつぐ際に丁度DVDの発売をぶつけてイベント性ももたせ、関心をつかむ、というのは当然やりそうなことですし。

#てか、やるんだろね。
#さらに、DVD発売までの「間」をイマジンアニメとDoubleActionニ種類追加でしのぐ、と。

 金田監督の前回のVシネしばりの鬱憤をはらすかのような大画面とアクションの連続も、なかなか派手でよかったです。おしむらくは、サービスしすぎてストーリー部分のケアが手薄になったこと。これは、子どもが椅子に座っていられる時間を考えると仕方ないでしょうし、子どもが退屈するであろうストーリー部分をはぶくのも順当でしょうね。

#ウルトラ8兄弟ではそこを律儀につくったせいで途中で子供が退屈する、という結果になったし。

 なによりも、上映終わったときに前の席にすわっていた家族の父親が「やっぱり電王は面白いな」と言っていたり、さらにはそこの子供が「キバなんかより断然電王が面白いよね!」と喜んでいたり、物販が公開たかが二日目で全滅だったり(コーヒーカップくらい売れ残っているかと思ったのに)、プログラムもDVD付きは売り切れだったり、と夏のキバ映画の時には考えられないようなことが起きています。傑作なのが画像にだしたコレで、マリンパークの「仮面ライダーキバショー」の目玉は「電王ソードフォーム登場」キャラクターショーにも電王はくるけどキバはいません、という(笑)。子供の目線でも勝負は完璧についている、と。

 最後、幸太郎は祖父に「ありがとう」を言ってテディと三人で歩いていきます。テディがいるってことは、イマジン契約が維持されている、ということだよなあ。カイ亡き後、どういう条件で契約したのか、とか、維持されている、ということは幸太郎は電王になれる、ということだ、とか、それよりも幸太郎の父親も電王だったのか、とか、特異点としての性質はどうひきつがれたのか、とか、まあいろいろあります。

 で、来年のライダーは新電王なのでしょう。未来が舞台で。
 年をとった良太郎が変身して助けたり、過去から応援でタロスどもがやってきたり、いや、そもそもタロスらの寿命っていくつなんだ?普通に未来にもいたりするかもしれないし。

 桜金造さん、あいかわらずよい味出してますねえ。外人ならしょうがねえか、とか、でかいだけじゃねえ、長いんだ、とか。みんなでデンライナーをなでまくればよかったのに。

いくつか。

・イマジンがライダーに変身するのは不自然ではないよ、と。元々、特異点→パス(ベルト)→変身なのだから、テレビの最終ステージでやっていたように、パス(ベルト)があれば変身できる設定になっています。

・ライナーフォームがデンガッシャーで戦っていたのは他のタロス達も電王として戦っているからデンライナーからデンカメンソードにつながっていることができないせい。まあ、「電車切り」も見たかったなあ、とは思いますがね。
→訂正。最初はライナーフォームはデンカメンソード持っていたけれどすぐにはたき落とされてしまい、その後はずっとデンガッシャーを使っていたようです。


 いや、これでキャシャーン(実写なんかじゃないほうの新作)も気になって仕方がないじゃありませんか。