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ウィーン(その2) Theater an der Wien

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今回計画した二つのコンサートのうちのひとつ。
ここは魔笛の初演がおこなわれたり、ベートーベンが昔すんでいたり、という歴史と由緒ある劇場なのですが、現在はナッシュマルクト側の壁面見る限り近代的な普通の建物。

演目はドン・ジョバンニでした。
ホテルを舞台にし、ときおりおちゃらけやお笑いをとりこみつつ、あたらしめの解釈による内容。
おふざけすぎかな、と思えなくもない、けれど、総じて良かったです。

舞台の奥行きがすごくあるのを有効活用して、手のこんだ舞台装置をつくっていました。
これ、演出の方向性は日本の小劇場の演劇集団的なんだよねえ。
オペラというともっとかしこまったイメージを持ってしまうけれど、ようするに「舞台もの」の一つだと考えればそういうものなのか、と納得したり。

逆に、日本の小劇場演劇も、こういう「奥行きのある舞台」を使った方向を考えると新しい演出につながるのかな、とか思ったり。

いろいろな意味で考えること大、でした。