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ウィーン(その3) 自然史博物館(NHM)

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ハブスブルクの豪奢なコレクションののぞきみ、みたいな博物館群のひとつ。
写真のドードーの骨格のほか、プロトケラトプスだのアーケロンだの、ティラノだの。
大量の剥製と骨格標本蝋細工の解剖資料などなど、みどころ満載です。
こういうの見ていると「コレクション」という文化が日本にはないのだな、と骨身にしみるわけで。

今だって収集という行為に対する社会的文化的許容度が低いのも、そういった文化的背景の貧弱さ脆弱さによるのだろうなあ。

「モッタイナイ」という言葉がなかったからこそ、ヨーロッパでは文化が熟成されたのではないか、と極論をぶちたくなってしまいます。
日本の文化と歴史というか時間縦軸と、コレクションによる世界形成の水平軸の厚みがまったく異なる感じ。

おむかいの美術史博物館やおとなりのMQとならんで圧倒されます。