Anything Goes (again) ...

Yahooブログから移りました

バトルシップ「人間誰しも死ぬ、でも、それは今日じゃない」

イメージ 1

主演がテイラー・キッチュだといわれても、別にJCMとかぶる事もなく。意外となんでもやれる俳優さんかも。
さて、ユニバーサル100周年のハスブロー映画。なんと、based on が「レーダー作戦ゲーム」。
だから浅野のアレだったのか。たしかに、「まんま」でした。むかし、タカラのゲームにはまった人はにやり、ですな。

変な道徳的メッセージ性とか期待しちゃう人はこういう映画はみないほうがよいですよ、と、とりあえず釘をさしておきましょう。その手の嗅覚が働かない人はそもそも映画館に入ってくるのに向いていないのです。
フレンチレストランに入って牛丼がないからこの店はダメだ、とか言うようなもん。

さて、

・そもそも、タイトルに騙されました。飛来した強力な「バトルシップ」相手に、現有兵力で一見無謀な戦いをいどむ話、だと漠然と思い込んでいたら全然ちがったし。
・「あたりさえすれば」現有兵器がちゃんと効果あり、とか。
・そもそも冒頭の子供の「どっちが強いの?」が示したような「バトルシップ」対「デストロイヤー」なんだよね、これ。過去の戦艦と現代の駆逐艦
・記念館となったミズーリで話がはじまり、そして、最後の一隻としてのミズーリの復活によって話が終わる。
・まさかアイオワ級超弩級戦艦がリアルに作戦行動をとる姿をみられるとは。
・たしかにこのあたりは「ヤマト」ですなあ。
・もちろん、演習シーンには各国の軍艦祭り。ロナルド・レーガンも。
ミズーリ動かすために退役した年寄りたちが集まってきて「ロックン・ロール」というのがまたツボですよ。
・敵の攻撃がなぜ刺さってから爆発するのか、とか言われているけれど、これどうみても「レーダー作戦ゲーム」のピンでしょうが。この手のノリを楽しむ映画でも、最低限の知識や教養は必要なんです、楽しむためには、ね、とか。
・あくまでも、ハスブロのゲーム「battleship」の映画化なんですよ、これ?
・それにしても、敵艦からのヨーヨー攻撃はヒーローマンTAMAを思い出しました。スタンは関わってないよね、これ?
・でなければF90のバグ?
ミズーリの艤装がその場調達だったのもよい味わいでした。だって、これでトマホークとかも持ってたらおはなし簡単におわっちゃう。
・敵のセンサーが最初ミズーリをスキャンした時に「敵性ナシ」扱いしたのが(笑)
 このセンはもうすこし引っ張ってほしかった。蒸気エンジンは敵認識されない、とかさ。
・そういう意味でもバリアによってロナルド・レーガンがしめだされてしまったのはうまい措置ではあります。空母がいたらこれまた終了、だものねえ。

・で、翌日がまんできなくって1/600のミズーリを買ってきてしまった。近場にはこれしかなかったんです。
アリイのプラモデルなんてつくるの何十年ぶりだろう。そして、すさまじいレベルのバリとバリとバリ(笑)
一体、いつの金型なのだろうか、これ…

とりあえず、もう一回くらい見に行こうかな。
軍艦好きにはこたえられない映像満載でした。
横須賀のクルーズもまたいきたいなあ。

三笠は、もう完全にコンクリに埋まっちゃっているから残念だけど、オーロラ号ならきっとやってくれるはず、とか(笑)

あと、エンドクレジットの途中で席を立つような無作法なまねをしてはいけない、という常識もまた付け加えておきませう。