予告編見ても、それでもどうしようか悩んでいたのだけれど、エイリアンシリーズっぽいので。
公開日前なのに普通に上映されているしプログラムも売っている、というのはなんなんだろう。
第一印象はきれいにつくりなおしたエイリアン&エイリアン2。ビジュアルの進歩はすさまじい。クリーチャーのデザインもギーガーのものを踏襲しているし、なによりもエイリアンででてきた宇宙船と操縦者(ジョッキー)がでてくるあたり、露骨です。
ウェイランドもでてくるわけで、ストーリー的にはやはりエイリアン0、でしょう。美しくもおどろおどろしいびっくり箱。シャーリーズ・セロンもいい味出しています。
あと、プロメテウスの船長がかっこいい。
クリーチャーデザインモチーフはあいかわらず女性です。このシリーズを主人公女性の強さにだけ着目して論じちゃう人がいるけれど、ちゃんと見ればエイリアンだって女性。どちらかというと、アンドロイド以外の男性はほとんど活躍しないのがオヤクソクみたいなもんです。
だからこそ、今回の船長は際立つわけですが。
で、ここから想像できることをまとめてみる、と、
エンジニアの作った兵器金属→ヒトに寄生→ヒトとの雑種→エンジニアをとりこむ→エンジニアとの雑種→エイリアン、のような感じ。エイリアンって人間だったんじゃん、というおはなし。エンジニアと比較してDNAも重なる訳だしねえ。とりあえず人類の起源については先送り。エイリアンの起源のおはなしでした。
しかし、そうなると平行してプレデターの起源はどうなってんさ、という疑問がわきます。2のサイバーダインとかはどうするのかな、とかも。
とはいえ、きれいでハイクオリティなエイリアンとして、ブロメテウスは必見です。なにせ、エイリアンは予算の問題もあったので画面全体が暗くてもったいなかった。映像として、きっちりとSF映画です。最近めずらしいかも。
そういえば、トニー・スコット監督はなくなったんですねえ。兄弟でプロデュースしたAチーム、続編どうなるのかなあ。