現代風アレンジによるリメイクです。87年のバーホーペン版とくらべると人間ドラマ的な部分が増量されている感じ。ただ、ロボコップ自身のメンテナンスは社にもどらないといけない、といったしばりをもうける事で登場人物の幅自体もふやしました。冒頭のサミェエル+ジャクソンに相当量もっていかれてしまいます、が(笑)
オリジナルにあったグロっぽさは今回、近代的なスタイリッシュさにおきかえられています。また、ネットワークの関与が強調され、いわばPOIのリースとマシーンを一人で兼ね備えた存在となっているロボコップ。離乳食ではなく、メンテナンスのためにラボに戻らなくてはならない、という制限はこのあたりのバランスとるためなのか。
黒いロボコップがバイクで颯爽と走り回る様子はかっこいいの一言。
ラストシーンのカタルシスとしては、残念ながらバーホーベン版のほうが上かもしれない。ただ、今回は次作を前提にしたひきのラストなので、続編でシルバーにきらめくロボコップが活躍する事を期待しましょう。