Anything Goes (again) ...

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ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナ(ふなっしーが目立っていた 笑)

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 物語としてはシンプルです。魔法で不幸にさせられた子供が喪失感を振り切って前を向く物語。映像的には地球規模な表現もあるけれど、実質的にご町内のおはなし。
 今回のポイントは「助かりたくない」確信犯相手に「正義」や「しあわせ」は無力だということ、そして、さらにそこからもう一段重ね合わせることでさらなる「正義」と「しあわせ」に持ち込む事。
物語の骨組みをひねらずにシンブルな直球にしたのは、そこでキュアラブリーの問題につなげるためでしょう。ひねりといえば、ミラクルライトの力が通用しない、というシチュエーションももりこみましたっけ。
 「みんなを幸せにする」という茫漠とした目標で生活しているのぞみにとって「どうしようもない絶望」と向かい合った時にはどうすればよいのか、という悩みが発生します。放送のほうではなんとなくなってしまったイノセントフォームにしても、「みんなをしあわせにしたいというエゴ」こそがのぞみをなかなかそのフォームに到達させなかった限界だったわけで、今回の映画ではその「解決策」にたどりつくのです。それは「それでもつきすすむ」(まあ、ほかにないでしょうし)。
 
 そこに現れる「無理筋」を仲間と希望と努力でなんとかするのがブリキュア、ということです。ちょっと新しい展開にもなりそうな予感がするので、ここから放送のほうの展開にも要注目、ですね。「理不尽な愛」という斬新な結末が待っているような気がするのだけれどどうだろう。あるいは、「くらえ、この愛」を超えるラストがくるだろうか。

 それはそれとして、ふなっしーが銀幕を縦横無尽にとびまわってやたらと目立っていました(笑)。せっかくこれも妖精なんだから、梨のプリキュア(千葉エリア)とかもだしちゃえばよかったのに。