Anything Goes (again) ...

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ソーセージ・パーティ(中身はまじめ?な社会派なのだけれど…)

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 下ネタと悪ノリとパロディでつくられた一本。スーパーの商品が「人間には認識できないところ」で自我をもって行動する、という設定の中、「神」である人間と商品たちの関係を材料に「天国」や「マイノリティ」その他もろもろの社会派ネタを不謹慎につっこんだ上、「人間ではないからこそできる」過激な表現(笑)と、ラストになだれこむメタ発言ネタで最後まで悪ノリをし続けます。それに「人間とのコミュニケーションの取り方」がまた酷い。
 キャラクターたちに感情移入さえしなければ、結構辛口な社会派なのに、ほんのすこしだけひいて見た瞬間にどうしようもないベタな悪ノリに堕する、という器用な作品になりました。外人さんたちが笑うタイミングから、どうも日本人には拾いきれないようなネタも大量にしこまれているみたいなのだけれど…なんとパンフレットなし。配給はそんなに客は入らないだろうと読んだのかもしれないけれど六本木の大きな箱は満員でしたよ。いまからでもいいからパンフレットつくりませんかね、これ。
 まあ、もしトイストーリーズをつくったのがディズニーでなかったら、と考えれば、あるいはサウスパークのスタッフがつくっていたら、とかで考えればおよそのイメージには近いかもしれません。
そういや脚本はセス・ローゲンでした。そりゃこうなるわな(笑)