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劇場版ウルトラマンオーブ絆の力、お借りします!(テレビシリーズの総括)

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 某密林スピンオフが全然オーブらしくなく、客演だけでなんとか持たせているのに対して、こちらは正当どまんなかのオーブ。田口監督も作品の「ゾーンぽさ」を生かした演出で実に楽しい出来上がりです。前回のXがテレビシリーズの解決編だったのに対して、こちらは文字通りの「その後」の話。物語がシンプルなオーブだからこそ、というところはあります。ただ、その演出がとてもうまく、子供達にも十分楽しさが伝わる上、親世代にも通じる懐かしいネタも満載(ガッツ星人のリアクションとか)な仕上がりなので、映画の尺の中で周囲の子供達があきることもなく、終始声援と笑いが劇場に満ちていました。ときおりつきそいの父親の声がしたり(笑)。テレビシリーズにくらべると俳優の肉弾戦割合も増えており、そこもまた見応え十分。宇宙人たちも着ぐるみではなくマスクだけで戦っていたのはそのあたりの意図も含めたものでしょう。坂本監督、これ以上のものをつくらないといけないですよ(笑)。
 テレビの中で散りばめられていたこまかい設定をきちんと回収しつつ、新しい展開にバトンタッチする、という映画の役割もきちんと果たしました。ただ、それらをきちんとフォローするには「オーブ本編」と「これからのウルトラ展開の情報」を踏まえていなくてはならないので、ファン向けの映画、ではあります。

・オーブとエックスがならぷと胸のシンボルのせいでどうしてもウルトラクイズにみえてしまう。きっと背後にはそれぞれマットレスと泥沼が(笑)
・「あばよ」が劇中看板含めて大量発生。
・ようやくSSPが仲間になる。
ジャグラーさん主役でしょこれ。
・ダンからセブンの流れは「さすらいの風来坊」つながりですな。その分ゼロの場面が少ない(こっちは新作まで待て、と)。
・変身しない敵ボス鬼奴。
・そういえばギンガは根岸君がしゃべっていたけど杉田どうしたの?
・素直にナビをするX。
・オーブトリニティ、脇腹削れない?
・キャップがんばった。
・途中プリキュア。次あたり入場者に応援グッズ配るかな?
・せぶんーせぶんー(他所のギャグで見たような流れをよもや本家でやるとは(笑))
・ちゃんとしたアイスラッガー(切れる)。
・ラストに一瞬エメリウムスラッガーでるけど、4月の展開を知らないと「?」だろうなあ。
・馬場先輩にもでてきて欲しかったなあ。
・前から思っていたけれど、カード化されたウルトラ戦士と本人、というのはどういう関係なんだろう。トリニティと共闘できるということは、カード増やしてウルトラ戦士を増量できるんじゃゅないの?どうなのグルマン博士?

 オーブオリジンの物語が「オリジンになったところで終わり」で全然テレビシリーズにもつながっていなかった(たぶんあの舞台も違う地球)、ので次のウルトラファイトオーブがどうなるか、かなあ。