Anything Goes (again) ...

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レゴバットマンザムービー(泣けるバッツだった)

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 レゴムービーのバッツをイメージしていたので、軽いお笑い系かな、とおもっていたらいやいやどうして。ブルースのトラウマと内面の闇に焦点をあて、丁寧なラストになだれこむ素敵バッツでした。これはずるいや。もちろん、レゴなので随所に軽妙なノリがあふれるのだけれど、その中にブルースやジョーカーの孤独がだんだんはっきりしていく流れ。
 ジョーカーが率いる「敵」軍団がまったくのごった煮でサウロンからキングコング、ダレク、Mr.スミスたち、ヴォルデモートまでいるあたりやりたい放題です。ブルースの子供時代の家族写真にはMONARCHの文字まであるし。えらくこずるくておもしろくて泣ける作品じゃないかと思ったら脚本にセス・グレアム・スミス。またこの人にやられました。
 しかし、グレアム・スミスといい、マクファーレンといい、ローゲンといい、映画界のセスってどうしてみんな癖がつよいのだろう。