スペーススクワッド（やっとこさギャバンの世代交代が完了）

　うーん、なんとも微妙。とりあえず「二代目ギャバン」の十文字がバカです。控えめに言って馬鹿です。なにも考えていない単なる体育会系迷惑バカ。物語の行きがかり上わざと誇張しているのはわかるのだけれどちょっとやりすぎでありまして、生理的に無理なレベルで馬鹿。とりあえず、「全部お前が馬鹿なせいでこうなったんじゃないか」と心の中で繰り返し繰り返しつぶやきながらレーザーブレードが折れるのを見る羽目になるので全くそれみろ自業自得としか思えない感じ。この十文字がひたすら頭の悪いぐだぐだを繰り返す前半を耐え切れるかどうかが鍵。
　見どころはデカレンジャーチームのあいかわらずっぷりで、こちらは素晴らしかった。最終的には初代のプレードを引きつぐ形でようやく「ギャバンの新旧交代」が完了するところまで、です。
　ちょっとあれなのは、パンフレットにまで「撃はシェリーの生存を信じ云々」みたいな記述があること。これってライターがパンフレットの原稿を書いている時点で本編見ていない、脚本読んでいない、ということですよねえ。実際には「撃は死体もないのにシェリーが死んだと根拠もなく勝手に信じて」迷惑千万な暴走をしまくっていたわけで、なんというか、えらく雑だなあ。まあ、ご祝儀でチケットを買って見に行ったイベント上映みたいなものだった、と理解しておくことにします。
　ところでこれ、MCUめいたシリーズ展開をしたいみたいだけど、大丈夫かねこんなんで…