Anything Goes (again) ...

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ハクソーリッジ(前田高地)

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 沖縄戦です。「激戦だった」といわれているように、米軍視点から見た時の日本兵の怖さたるや。思わぬところから現れ、なりふり構わず戦い、凄腕のスナイパーもいる。これは怖い。
 しかし、メル・ギブソンはまじめにきっちりとつくりましたな。この人、こんな丁寧な監督だったかしら。日本兵もちゃんと日本語喋っているし。主人公以外にヒーローがいない、という構図には若干無理がありそうな気もするけれど、戦争自体がメインではない今作なのでこういう展開もありでしょう。予告編に沖縄戦についての情報がなかった、ということがいろいろいわれているけれど、事前情報としてはなくてよかった(余計なことを考えずにすむ)し、映画を素直にみられたのでない方が良かった。これ、日本人として事前に「あの沖縄戦の映画」というフィルターで見てしまうのはもったいないです。
 実話ベースということで、ラストには本人映像も流れるけれど、奥さんの年齢で?。再婚していたのね、とか、兄弟はどこにいっていたの?とか、まあそのへんのことを思いながら。
 せっかくだからブラッド・ファーザーもみようかなあ。