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ウィンチェスターハウス(プリディスティネーション以来のスピエリッグ兄弟)

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 呪われた建物として、そして、過剰な増築の現場として有名なウィンチェスターハウスを舞台にし、登場人物がそれぞれの心の傷とむかいあう物語。この兄弟監督らしさのある画面のこだわり、薄暗さ、テンポの良さに対して、全体的に地味な印象はぬぐえないのが少し残念。絵作りは美しいのになあ。スピエリッグ兄弟のスタイルはゴシックホラーにむいていると思うし、そういう意味ではうまくいっているのです。まじめにつくりすぎた、とかかな。
 ソウの監督、という紹介のしかただとイメージ固定度がつよすぎるので、スピエリッグ兄弟には「人に伝えやすい作品」をもう少しふやしてほしいなあ、と勝手なことを思ったりしています。