Anything Goes (again) ...

Yahooブログから移りました

Minolta 110 Zoom SLR(独特のスタイリング)

イメージ 1

 1976年発売。110一眼の元祖です。16mmを出し続けたミノルタの、110システムへの参入モデル。auto110よりも少し前。こちらはズームレンズを採用したかわりにレンズ交換システムはなし。形状が普通の110カメラスタイル、というところがユニークです。こうみえて、外部測光ながら絞り優先AE、露出補正あり、マクロあり、Bあり、という凝ったつくり。ひらべったいのでペンタプリズムはつかわず、ポロミラーによるファインダー切り替えです。
 オークションで入手したこのモデルは各部が固まってしまっていて、できる範囲で油をさしてなんとか動くようになりました。このモデル、発売当時は例によって「気にはなったけどそれほど意識に残らなかった」ものでした。平べったい110スタイルというのも手ブレしそうだし、一眼レフといいつつなにとはなしに中途半端なイメージで。(auto110が狙ったのはたぶんそのあたりの意識だったのでしょう)

 それに、持ってみればわかりますが「大きい」のですよ、これ。せっかく110フィルムなのに、そこらの小型35mmよりも大きい。やはり、独特です。ただ、使ってみるとその独特が面白い。もう少し動作が安定していれば常用カメラの一つにしてもいいかも、と思わせる楽しさがあります。
イメージ 2