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獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ(戦隊をカテゴリー分けする時代)

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 そもそも、キョウリュウジャーの印象って最初のころの「キャラの不安定さ」で、それが今でもなんとなくひっかかっている感じなのを「中の人効果」で押さえ込んでいる、という。そして、それに対してゴーバスターズのど真ん中の安定っぷりが際立つ出来となりました。
 ゴーバスターズって、設定もキャラクターも実にきっちりと出来上がっていて軸がまったくブレないんだなあ、と再認識。この前のライダー映画と同様、今作はゴーバスターズの決着編的側面が強いです。制作側もきちんと世界観を保持してつくった感じ。エンターもエスケイプも陣さんもしっかり出番あるし。
 さらに、ティラノレンジャーがちゃんと本人アクションつき、というぜいたく。アバレッドの人はちょいと太りましたかね。
 「恐竜スーパー戦隊」というカテゴリーで物語を作る際に、もろもろをうまくつめこみました。子供にとっても飽きるすきま無く画面が展開するし、だからといって物語も手を抜かない、と。戦隊の「出し方」としてもこれはうまいな、と思ったのは、ブリキュアあたりがオールスターするのにキャラが多すぎて、せいぜいで色でグルーピングするしかなくなってきているのに対して、「モチーフでカテゴライズ」というアイデアを成立させたこと、ですかね。次は「電車戦隊」とかかな。

 それにしても、ここ数年で戦隊映画とライダー映画のクオリティは完全に逆転した感があります。昔は戦隊の映画ってちゃちな子供騙しだったのになあ。もしかすると、ここにもゴーバスターズの影響があるのかもしれませんが。

 そしてトッキュウジャー。すでにネタ戦隊のような扱いで、もちろん作品の中でも「そういう扱い」なのですが、これ、アイデアとしてはすぐれものですねえ。子供の好きな「電車」モチーフ。変身アイテムもトミカみたいな小さい電車。その電車を交換することで別のカラーに「乗り換え」ができる(!!)。1号が赤とは限らない、というソフビのカラバリエーション展開戦術来ますね。
 さらに、「新幹線」、「SL」、「TGV」といった追加戦士、パワーアップで変身アイテムを「広軌にする」とか、夏休みラリーイベントで「実在する電車」バージョンを展開するとか、伝説の戦士弁慶号と義経号とか、パワーアップ三重連とか謎の助っ人ドクターイエローとか、なんでもありでしょ(笑)映画では当然電王と共演、でしょうかね。東映だと999とも可能性がある、か?
 巷ではいろいろ言われていますが個人的にはトッキュウジャー、とても楽しみなのです。