さとうけいいち作品。さとう作品として見た時に、
ビッグオー設定の時のような雰囲気が戻って来ていたので、とりあえず満足でした。フルCGのキャラに「表情豊かな」演技をさせる、ということでどうなったかというと、ディズニーのくにゃくにゃ動きまくりしゃべりまくる、という奴。、これ、そもそもミュージカルになじみのない日本人には受け入れにくいだろうなあ、と。特に
原作原理主義な人だと受け入れ難いかもなあ、とか思いつつ、でもそういう人はすでに「Ω」で大ダメージくらっているだろうからこれくらい平気かも、とかも思ったり。限られた時間制限の中に12宮をぶちこむ、という意味では原作の展開は相応に保持されている、ともとれるのだし。
ところで平田さんの見せ場でもある
デスマスクのミュージカルシーンは、たぶん、監督が一番みせたい場面なのでしょう。いや、いろいろな意味ですごいです、これ（笑）。お約束もちゃんとあるし。正直、フルCG映画とかで大丈夫なの？と過去のいろいろな失敗作をみてきたものとしては懸念していたのだけれど、そのあたりの心配は杞憂でした。ももくろの子だって上手、とまではいわないけれど剛力とかよりよっぽどよかったし。
ところで
原作原理主義なひとたちはこの作品、
車田正美御大自らが製作総指揮にかかわっている、ということはどのように受け止めるのだらふ。
