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アレックス・Nextのダブル「ライダー」

・アレックス ライダー

「あの表紙」がなければ手にしなかったであろう原作ですが、文庫化された際に読んでみたら面白かった、というのが経緯です。これなら、映画化されても面白そう、と。
ただ、この手のアクションものの宿命として、長編一冊を映画の尺に納める際にどういう取捨選択と改編をするのか、が気がかりでした。
結果、問題なし。
と、いうか、脚本を作者のホロヴィッツ自身がてがけているので、たぶん原作では書き足りなかったことととか、できなかったことも盛り込んだ感じです。
冒頭でクラスメイトの女の子がでてきてしまったときには、「あーハリウッド病かよ」とがっかりしたのですがちゃんとラストに上手にからみます。ラストシーンも伯父さんの生存?の謎にターゲットしてあるし、うまくできています。ちゃんとDS、ちゃんとニンテンドーだし(笑)
なんといってもミッキー・ロークかっこよすぎ。エンゼルハートのころにくらべると迫力がましてよいなあ。次作のボスはぜひデ・ニーロで(笑)。
ジャックの出番が増えているのはサービスなのかな。
カツオノエボシが大き過ぎるのは愛きょう、ですね。

原作はあいかわらず文庫で読んでいるだめ読者ですが、映画はロードショーで見ますとも。
映画の続編もいまから楽しみ。

問題は国内の宣伝が少ないことと、上映館の絶対的な少なさ。
アンナノやソンナノを上映するくらいならこっちをかけなさいよ、と言いたい。

こっちは払った分の代金、十分にちゃんと楽しめる映画なんだから。


仮面ライダー The Next
前作を、日曜の早朝渋谷にがんばって見に行ったことを考えると今回は優遇されています。
それに、監督が長石さんのままだったらいかなかったでしょう。「水の結晶」はさすがにないよな、と。
田崎監督は、さすがの出来です。ホラー仕立てもうまくいったみたいです。
映画が終わってでてくる客(みんなメタボッぽいおっさん(笑))が口々に「ホラーだったなんて」と驚いていたし。マヨネーズはそういうメタボさんに向けてのメッセージだったのかもなあ(笑)。
そうそう、アンケートの項目に「監督が好きだから」があったのが(笑)。

「そうそう、それそれ」の人が風見志郎ですが、なかなか良い雰囲気です。
本郷のだめっぷりはあいかわらずだし、一文字のツンデレもあいかわらず。
どちらかというと悪役と偽悪役の個性が心地よいです。
田口さん、トト以来だし。嶋田さんも特撮づいてきましたねえ。

監督のずるい上手さに酔いしれる時間というのはよいものです。
初日二日目ですでにDVDつきプログラムが売り切れというのはいつぞやのチネチッタを髣髴とさせていらいらしましたが。

一瞬(しかも変身後)だけど例のポーズもあったし、目が光るのもかっこいいし。

で、卑近な話題でアレなんですが、
本郷さん、どうみても「生物学」の教師なんですがどうして「化学」になってるの?という疑問なんざラストの校門のシーンでふっとびました。どっかでみた校舎だと思ったんだよなあ…

こんなとこでやってたんならロケみにいけばよかったなあ。
たぶん、旧校舎解体の準備のあいまを縫って撮影したんでしょうね。

あ、あと、某ISSAが歌しかでてこないのは監督の良心なんだと思いました(笑)。
本人はでたがっていたみたいですけど、ね。

気になるのは、次の時期(40周年?)に新作つくるとすると、ライダーマンがメインになるのか、Xとかアマゾン、ストロンガーとかがでてくるのか… 流れ的にはライダーマンだけれど、どうなんだろうか。
xやアマゾンは見てみたい気がするけど。
あと、一文字のリジェクションはどうなっているのか、とか。まあ、2年生き延びているから本当に「死ねない」のかもしれない。V3から少しナノマシンわけてもらえばいいのに(笑)。