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ホームズ2 シャドウゲーム

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続編としては安定したサービス精神のおかげで水準超え。
あいかわらず、原作に忠実すぎて世間的なホームズのイメージとはちょっとずれるあたりのバランスもなかなか。
「シャドウゲーム」というのがモリアーティのやっている悪巧みのことかと思いきや、滝の上のやりとりでホームズがいつもやっているイメージの先読みのことであることが明かされたりしてあれー、とかそんな感じですが。
問題は、モリアーティの大物感が弱いこと。もうちょっと悪っぽくしてもよかったと思うのだけどな。逆に、マイクロフト兄さんのぶっとび具合はなかなかツボ。これはよいマイクロフトです。

主役二人もあいかわらずなのだけれど、意外とかっこ良く活躍したのがワトソンの奥さん。これもよい扱いでした。

モリアーティの武器工場の雰囲気でなんかデジャビューだと思ったけどキャプテン・アメリカだな、これ。あと、最後の戦いがチェスの読み合いのあげくに「参りました」的な感じなのも人によっては微妙かも。(自分は楽しみましたが)

ホームズの生死も含めてきれいにしたから、これで、他のホームズ作品をもちだす土壌もできました。踊る人形とかバスカビル家の犬とかやってほしいけどどうかな。あるいは、ちょっとドイルから離れてルバンを二作くらいやってから合体させる、とか。
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iPad3、たしかにすさまじい液晶画面です。なんかぬめっとしてる。
デジ一の画像ビューワとして十分にいける。と、すると、大容量対応と、Photoshopのような的確な編集環境が欲しいよね。内蔵のカメラの解像度ではこの画面いかせないし。実際、Softbankショップの端末に入っている写真なんかも解像度がひくいものばかりで画面の特質を生かしているとは思えない感じだった。この辺り、これからなのでしょうけれど
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次はサーガですな。しばらくの間は毎週新作映画の公開が続くので楽しみです。
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Yahooとかのレビューコメントみてると「こんなのホームズじゃない」とか「こんなの原作と違う」というのがあいかわらず多くてねえ。
「原作をちゃんと読んで」いれば、もちろんストーリーの細部のアレンジはしてあっても基本的にホームズの印象は原作に忠実なのだということは理解できそうなものなのに。
それとも、コナン・ドイルよりもジェレミー・プレットのほうが「ホンモノのホームズ」なのかしらん…
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あ、そうそう、良い子はホルマリンのんじゃいけませんからねー
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