「ミュージカル」という形式をとりいれつつ、オールスターとしてはひさしぶりのど真ん中コースできました。要所要所にいつものしょーもない(笑)ギャグをはさみつつ、44人もいるプリキュアたちにできるだけ(さすがに全員とはいかなかったけれど)セリフが回るようにし、「映画限定(パンフレットで明言されてしまった)」プリキュアのエコーも結構な見せ場とセリフがある。
新人プリキュアの自信喪失から復活を描く、という春の大鉄則を軸に、ラストは「ミュージカルゆえの歌」にあわせて巨大な敵を相手の空中戦…てほとんどマクロス化していました。プリキュアはマクロスになり、マクロスはプリキュアになる、というよくわからない2016年。
「唐突に歌い踊り出す」というミュージカルの世界をつくるには、冒頭の数曲がちょっとぎごちなかったのが惜しい。