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Rollei RPX25(微粒子フィルムをさまよう その1 120本/mm)

 テクニカルパン2415もミニコピーHRIIもなくなって以来、粒子の細かいフイルムについて考えていました。ミノックスで撮影したものを拡大すると粒子が目立つフィルムが多い中、なにを使えばなめらかなネガを得られるのか。現行でスペック上の粒状性が細かいフィルムはというと、RolleiのOrtho25Proが330 L/mm、RPX25が120 L/mm、あとは135 L/mmのRetro80S、165 L/mmのCopexRapid、300 L/mmのRollei ATP1.1あたりでしょうか。Ortho25の330l/mmというのもそのうち試すつもりですがオルソだから絵作り的にどうなのかな。好きなひとは好き、らしいけれど。とはいえ、HRII自体は850 L/mmなので、どこまで近づけるか、みたいなはなし。フジのミニコピーHR IIは複写ビジネス向けにマイクロフィルムネガティブという名前でパーフォレーションなしの35mm、16mmの100ft巻きはつくっているみたいなのだけれど、手にはいらないかしらねえ。あと、感度0.2(!)で1200L/mmのデュプリケイト用フィルムというのもあるみたいだけれどさすがにこれは実用性が低いか…

 と、いうわけでRollei RPX25。 120本/mmのフィルムです。ミノックス用に切り出し、ECでISO25で撮影、H&Wで現像。HRIIにくらべるとフィルムベースが普通なので切り出しとかは手間がかかりません。階調と粒状性も合格点。これならある程度の引き延ばしにも耐えられるでしょう。「最近、ミノックス使うひとはRPX25をよく使っているみたいですよ」と言われたこともあって、さまようのならまずはここからかな、と。感度25というのは、まあ慣れるしかありません。なにしろここは微粒子とのトレードオフなので。
 粒子の荒れは感じないし中間調もよくでます。あまりざらつかずにちゃんと写真になる。
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