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Yahooブログから移りました

DP-GPS N2 (solmeta)

イメージ 1

AGL3080を使っていて、いくつか不満というか残念なことは、

・最初に衛星を捕まえるのに時間がかかる気がする。
 (状況によるのでなんともいえないけれど)
GPSログからExifにgeotagを埋め込むのがちょっと面倒。

あたりでした。waypointとれるのはよいのだけれど、欲をいうと撮影と同時にEXIFにはタグが入って欲しい。
で、探していたらこれにたどりつきました。またしてもアジア製なんですが、solmeta社のDP-GPS-N2。
PayPal経由で$280くらい。

#GP-1よりちょっと高い、ですね。もっとも、これ注文した時点でのGP-1の予想価格はアレでしたから…

・小型のGPSユニットをD3のアクセサリシューに取り付け、10pinケーブルでつなぎます。
・本体内にバッテリを持っていて充電して使う(10時間動作可能とのこと)のだけれど、D3のバッテリに寄生することもできます。
・電子コンバス内蔵なので、方位の記録も残せます。
・D3のGPS機能と連動しているので、半押しでOnだとか上部液晶への衛星補足表示とかにも対応。

付属品が、
・充電機(ただのUSB電源)
・充電ケーブル(USBケーブルで先端が小型電源ピン)
キャリブレーション用ペン(PDAなんかのスタイラスみたいなもの)
・ケーブルレリーズ
 (10pinコネクタをふさいでしまうため。GPS本体に接続できるようになっていて、GPSの電源OnOffにかかわらず使えるとのこと)
・ミニポーチ
・カメラのベルトにとりつけるためのアダプタ
・CD-ROM

このなかで、レリーズは予想外のおまけでした。まあたしかに10pinにつなぐものってそんなところか。
CDが8cmだったのにはちょっとこまりました。MBPのスロットドライブは8cmを扱えません。
たまたま、LaCIeの外付けドライブがあったのでそこから読んでみたのですが、実際にはドキュメントとおまけソフト(でも、全部フリーでひろえるもの)で、ドキュメントはメーカーサイトでもひろえるので特にCDを使う必要はありませんでした。
本体は十分小さくてソリッドな感じ。防塵防水だそうです。アクセサリシューの取り付けもかっちりしていてがたつきません。

少し使ってみた感じでは、最初の衛星捕捉は丁寧にしたほうがよい感じ。つまり、電源を連動させずに、捉まえるまではちゃんとOnにしておく。半押し連動にしていると、捕捉しきる前にオートオフになってしまいます。ただし、一度捕捉できれば、連動Onでもすぐに使えるのはたいしたもの。捉まえたら、OnからAutoにきりかえる、という感じでしょうか。連動にしておいた場合、シャッター半押しで衛星をつかまえたかどうかを「確認する」一手間が流れに追加されますから、チャンスにすぐシャッターきりたい人は常時Onのほうが精神衛生上よろしいかと。バッテリも結構ちゃんともちます。

#自分は結局「常時On」で使っています。

ちなみに、途中で衛星をロストした場合は最後の位置データをあてがうようになっているそうです。これは意外と便利かも。
もちろん、衛星をつかまえていればExifには自動的に方位も含めたgeotagがはいります。プレピューのインスペクタでそのまま位置情報を確認できるわけです。Jetphoto経由でGoogleEarthにのせるのも簡単。意識せずに位置情報記録ができるのはらくちんです。D3の上部液晶だけでなく、ファインダー内にもGPSマークがでればいいのに、と思うほど。

ただ、waypointはとれませんからフィールドでは3080と併用することになるわけですが。
GP-1との比較をしてみたいですねえ。
とりあえず、GP-1と違うのは、
電子コンパス内蔵
・本体にバッテリー搭載(カメラバッテリを使わない)
・ケーブルレリーズつき(おまけですが)
・本体はたぶんGP-1より小さい(デザインは、ま四角ですが)
あたりでしょうか。


追記:
試し撮りをいくつか試しています。
まず、位置情報としては、3080よりも格段に正確。これは、ログから適合させるのではなく、まさにその場で情報をいれるからかもしれません。
もうひとつ、衛星の捕捉が3080よりも早くて確実なようです。いまのところ、屋外で捕捉できなかったことがありません。3080は時折そういうことがありましたが。

#「よう」ではなく、確実に3080よりもはやく捕捉できます。
#曇天屋外で、On後10秒で捉まえた事もあるくらいです。

ちょっとあれっ?と思ったのは充電時に「本体電源がOff」の場合、チャージランプがつかないこと。メーカーもわかっているらしく、ACアダプタ(というかUSB電源)のほうにはインジケーターがついていますが。これ、他から給電していると電源入れてみない限りチャージがおわったかどうかわからない、ということなんですよねえ。

で、海外の掲示板みてると次期モデルN3のはなしがちらほら。噂ではwaypointログがとれるようになったり、本体に液晶画面がついたりするらしい。ログをどこに保存するのか、ということもある(カメラ内のCFなのか、別にmicroSDスロットあたりをつけるのか)けれど、これは楽しみです。

さらに追記:
solmeta社のサイトに新型の情報がでました。DP-GPS Geotagger Pro(New*)という名前で、8Mのメモリを内蔵して60,000ボイントまでwaypointtがとれるそうです。さらに、このために10pin接続できない機種でも後でログから適合させることでgeotagの埋め込みができることになりました。
内蔵バッテリが低下したときには自動的にカメラバッテリに切り替える機能もつきました(これ、結構重要)。内蔵される電子コンバスはN2の二軸から三軸に。
他には、液晶画面を搭載してGPSの情報や日時、温度、速度、水準レベルが表示できると。
これ、レベル表示が気になります。電子コンバス使うのなら3軸とれそうな気がしますが。

デザインとか価格が気になります。

さらにさらに追記:
デザインがsolmeta社のサイトにでました。たぶん、CADデータがあがったのでしょう。
これでみるとN2よりちょっと大きくなりそうです。上部はN2みたいに平らではなく。ドーム状にもりあがっていてGP-1チックになりました。側面にボタンらしきものが三つ見えます。
表示の切り替えとかするのでしょうか。
手前の面に液晶画面がつきました。おそらく、反対側の側面にケーブルやらコネクタやらがついているのでしょう。waypointのログが内蔵メモリに記録されるということは、USB接続かなにかでPCに取り込むでしょうし、そのあたりの接続ポートがつきそう。
まだ価格は出ていません。