Anything Goes (again) ...

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ウィーン(その12) 蚤の市 その3

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収穫その2。
ようやくみつけた光学器械。
ライヒェルト製の解剖顕微鏡です。
この手のものによくあるように、ガラスのステージ板が欠品。それ以外はほこりはかぶっているけれどきわめて良好。
各部の動作も遊びなくスムーズだし、付属している10倍のレンズも傷一つなくきれいなものです。
「普段ならこの倍以上の値段で店においているんだ」とは、おじさんの弁。それがほんとかどうかはともかくとして、
向こうの言い値が100。これなら「買い」の値段ですが、しばらくごねてみようかとしていたらいきなりこちらの肩にかかっているD3をゆびさして、「だっておまえのそのカメラはいくらだ?」とぬかしやがりました(笑)。
痛いところをつくなあ、と、100で商談成立。

ステージ板はガラスを切ればいい事だし、とにかくレンズの見え方がすばらしいので本来あまり値切るつもりはなかったわけで。

この解剖顕微鏡、面白いのは支柱の断面が三角なところ。そして、台座の後方に持ち手らしき部分があること。
下にあるミラーは二重間接のアームで支持してあります。

シリアルナンバーは入っているけれど、モデル名や型番がありません。
とりあえず、何年頃のものなのか、を調べたいところですがライヒェルトの昔のカタログとかはなかなかおめにかかれないんですよねえ。