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ジェーン・ドウの解剖(いろいろとちゃんとしている。パンフレット以外は)

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 正統派直球ホラー。ちゃんとホラーだしちゃんと怖い。アメリカ人にとっては今でもセイラムの魔女は十分なインパクトがあるのだろうな、と思うし。タイトルも原題(THE AUTOPSY OF JANE DOE)そのままです。解剖の現場も映画表現としての最低限の改変はうまくしのぎつつ比較的ちゃんとしているし良作。まじめなホラーです。それも、派手に脅かすタイプではなく、じわじわと恐怖をかきたてる感じの。猫がまっさきに気づき、そしてやられてしまう、というのもホラーの王道でしょう。検死解剖のステップごとに新しい事実が判明し、それによってさらに怖くなっていく、というのもうまい。
 しかし、途中で予測がつきはするのだけど、「なかなか死因がわからなかったわけだ!」のシーンではつい爆笑してしまいました。ごめんさない(でもあれはしかたないよね?笑うとこだよね?)。あと、ポラを現像中に振っているのも(笑)。

 しかしですね、たまにあるのだけれど「パンフレットをつくっていない」のは映画として大きな減点です(怒り)。映画館の楽しみは大スクリーンとビール、パンフレットとチラシなのだから。第二弾のアイム・ノット・シリアルキラーではちゃんとパンフレットつくってくれますように。いや、せっかくシリーズ上映なのだから、第二弾のときにジェーン・ドウの解剖のパンフレットを改めて売ってくれても良いのよ?