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Yashica16(たしかに若者向けのギミック感)

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 1959年のモデル。なかなかギミックに満ちいてそそられる機械です。なにしろ、フィルムがカチッと装填する専用マガジンを使うタイプ。当然、市販フィルムなどはなく、「自分でマガジンに巻き込む」ことが前提です。そういう時代もあったのです。本体とマガジンは別々にオークションで入手しました(本体にはマガジンがついていなかったので)。このマガジン、フィルムの経路が入り組んでいて、装填時に傷をつけないように気を遣います。マガジンの蓋も薄いので光線漏れしないかとどきどきしたり。フィルムの経路が狭い上、巻き上げ軸に貼るところまで全部ダークバック内でやらなければならない(MinoxやMinoltaではそこは明所でできる)、というあたり、手間のかかる子、といったところ。

 ファンシーな色合い(五色のバリエーション展開をしていた)のわりに金属の塊、といった重さです。巻き上げダイヤルが大きい上、その結果一回の巻き上げ角が少ないので巻き上げたかどうか忘れそうになったり。さらに、シャッターボタンが大きく出ていてしかも軽いので、チャージしたままかばんにいれたりすると結構な頻度でかってにシャッターがきれてしまいます。このあたりは使い方というか注意点。ただ、フィルムカウンターが「自動復元・順算式」というのは立派でした。
 ヤシカはこのあとJIS規格カートリッジを採用したEEモデルをだし、Minox版に軌道変更するので、16mmモデルは少ないのです。

 確かに使っていて楽しい機械なのだけれど、うーん、マガジンへのフィルム装填の手間がかからなければなあ。

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