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メリーポピンズ(シアターオーブ)

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 舞台セットがダイナミック。そして、映画の要素をできる限りとりいれようとした結果、舞台独自の物語が後半展開するところも「わかっている」なあ、という納得のでき。
 メリーポピンズはチキチキバンバンと並んで何度見たかわからない大好きな作品なのですが、その気持ちが裏切られない素晴らしい舞台でした。
 今時らしくプロジェクションを上手につかい、セットの奥行き表現も巧妙で、さらに吊りの巧みさ!

 舞台的に組み込めなかったであろうスケッチは「笑い上戸」で(あの規模で吊るのはさすがに大変そう)、その結果「義足のスミス」が使えなくなり、ラストシーンの変更をもたらしたようです。だけど、これもこれで実にメリーポピンズらしいよい展開でした。映画の細かいセリフや演技も実にこまやかに拾われているし。ダンスもすばらしい(step in timeだけは映画に勝てていないけどあれは仕方ないよなあ)。あと、子供達のクソガキ度が映画よりも大幅にアップしてます(笑)。コリーさんのお店でジンジャーブレッドパンを、というのも細かく拾われてたなぁ(大きくなったお嬢さんについては触れられなかったけど)。
 傘が喋らなかったのがちょっぴり残念。

 あと、個人的にはバードウーマン(兼、恐ろしいあの人)が島田歌穂だった、というのも懐かしくてうれしいポイントでした。もう一度見たいなあ。家に帰ってから、ブルーレイ取り出しておさらいしています。