Anything Goes (again) ...

Yahooブログから移りました

Riga Minox (開祖)

イメージ 1

 Rigaは1938年が最初。このモデルはシリアルナンバー10877であることから1940-1941の製品のようです。たぶん、手持ちのカメラで一番古い。サバイバーサイトの617番が売りに出ていた、ということのよう。きちんとラトヴィア産です。夢だったRigaがeBayにてひょんなことから手に入ってしまいました。
 何箇所かに小さなへこみあり。動作もちょっと重いけれどちゃんと動いています。シャッターも大丈夫そう。問題は、フィルム室がきつきつなのです。手元のAcmelのマガジンは、入ったけれど出すときにマガジンが壊れました… なので、ちょっとそのあたりを対策しないといけないかも。フィルム送りは後期型のフラット爪3個。
イメージ 2

 それにしても、たしかに小さく、重いです。なによりもこの年代のこのサイズのカメラで、Minoxの基本はすべて完成している、ということが驚きです。シャッターはT、B.含めて1/1000まであるし、20cmからピント調節ができる。ファインダーには距離に対応した視差補正もある。ストラップ用のホールもないので、閉じたかたちがなめらかでなかなかかわいいものです。

 一本とってみたのですが、やはり「フィルム室がぎりぎり」のせいでカートリッジを取り出すのに失敗しました… これ、ヤシカアトロンの時にもあったなあ。もしかするとMinoxカートリッジのサイズに微妙な違いがあるのかもしれない。当時物の金属製カートリッジなんかなかなか手に入らないのだし、2本目は取り出す際にダークボックスの中で扱うことにします… と、すると自動的に現像はステンレスリール使うことになるな。

各部の様子とか、末っ子のECとの比較とか。

イメージ 3


 案の定、2本目のフィルムもカートリッジのとりだしに苦労しました。結局、手持ちのカートリッジが二個犠牲に。これ、さすがに常用するのはつらいなあ。さらに、現像してみたところフィルム送りに難あり、で、コマの重なりが結構あります。時代を考えるとそんなところ、でしょうか。写真が撮れるだけでもたいしたものだ、と思うことにします。
イメージ 4