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Rollei A110(手の中におさまる110)

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 一台、壊れてるのは持っているけれど動作するのはまだだったのを、カメスズさんにて発見。しかも、一時期は絶滅していた110フィルムも今はLOMOから出ているわけで、こういうのがタイミングだろうか、と(auto110も復活させないとなあ)
 やたらと小型だけどみっしりと重い110カメラ。デザイン的には126版のA26の遠縁、みたいなかたちをしています。電池はPX27なので、アダプターをつかってLR43で代用。露出はauto固定(ちなみにASAも100固定)、フォーカスはレンズ前のスライダーで調整可能(と、いうことは気をつけないと知らぬ間に動いていてピントがはずれる可能性あり)、という感じ。

 A110って、E110と並んで一時期企業のお土産用のセットが大量に流通していた記憶があるのだけど、そのわりに放出が少ない気がするのはもしかすると機構が複雑で完動品が少ないのかも、とか思ってます。かくいうこの機械もシャッターをきったあとの巻き上げが数回に一回の割合で空回りします… 巻き上げに失敗した場合は抵抗とフィルムのコマ番号でわかるので、前面をふさいで空シャッターをきって再度巻き上げる、という感じで対応しました。わかってしまえば使える、という感じだけど、完調ではないことはたしか。

 LOMOの110フイルムは三本セットでした。ASA200なのは仕方ないのでこのまま使いましょう。残りの二本はまた別の機種で。撮影後、現像はどうしようかと迷ったのだけれど、一本目だし、やはりカメラはスズキさんにだしました。110はカートリッジを壊してしまうので、返却はできませんよ、といわれてまあそうだろうなあと。自分でフィルムを巻く時のハードルもここなんですよねえ。現像自体は16mmのリールが使えるはずなので、頑張ればなんとかなるとは思うのだけれど。
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 上がってきた写真たちは、昔のテイストあふれるしあがりでありまして、ようするに粒子が荒い、フィルム送りトラブルのせいで二重になっているコマ複数、ピントも甘い、という具合。とはいえ、これはこれで楽しいのです。

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