2016-01-01から1年間の記事一覧
つめこみすぎによる脚本の荒さが若干残念ではあるけれど、映像はばっちりザック節。ザック世界のビジュアルを堪能したい人にはおすすめです。冒頭の時間をしばらくつかって前作ManOfSteelのラストバトルを別角度から見せる、というのも斬新でよかった。(加…
原作と大きく違います。でも、原作のテイストはしっかり残っている、という不思議な出来上がり。原作のラストがホームズの孤独で締めくくられていたのに対して、映画では前向きな幸せを予感させて終わります。ウメザキの父親が家族をすてた理由も、映画では…
「ミュージカル」という形式をとりいれつつ、オールスターとしてはひさしぶりのど真ん中コースできました。要所要所にいつものしょーもない(笑)ギャグをはさみつつ、44人もいるプリキュアたちにできるだけ(さすがに全員とはいかなかったけれど)セリフが…
ティガと初代に焦点をあてた完結編。それぞれ、元のシリーズのモチーフをうまく取り込んで展開させていきました。黒部進がでないかわりに吉本多香美(声、こんなだったっけ?)。「女性を隊長と間違える」とかどことなく微妙なギャグがほうぼうでちょっとず…
随分またされてようやくサービス開始となりました。とりあえず「課金なしでもある程度は遊べる」スタイルは好感がもてます。以下、まだはじめたところなので気がついた点などの箇条書き。 ・「とりあえず肉でしょ」と思っていたら、さらに「肉で経験値あがる…
「最近はやりの」(といっていいのかどうか)性同一系の一本。アカデミー賞作品となりました。話題の一つは、エディ・レッドメインの演技なのだけれど、これは確かに素晴らしかった。学び、気持ちが整理されるにつれてどんどん加速度的に乙女になっていく感…
ケイト・ブランシェットの圧倒的存在感を見るためだけに映画館にいってもいいくらいの出来。ルーニー・マーラも頑張っているけれどやはり格の差がでてしまったかな。50年代のアメリカの雑で混沌とした様子、落ち着いた色調の画面づくり、男性キャラがのきな…
しかし「信者」のついてしまった作品というのはしんどいものだなあ、と思います。劇場の熱気、上映後にみんなくちぐちに興奮冷めやらぬ勢いで叫ぶように満足感をアピールしていた上、初動は前回の「再会」よりも売り上げている映画なのに、レビューページ見…
近未来SF。監督ははっきりと「SFアクションではない」ことを主張していて、ハリウッドスタイルの派手な未来モノではない、というスタンス。人口の激減した近未来の人類の住む街並みなんかはさながらブレードランナーだし、ビジュアルには力が入っていて好み…
前評判におののきつつ、おそるおそる見てきました。タカラトミーとタツノコ。プリティーリズムから考えると2010年からのシリーズということになるのか。確かに、この時期にプリキュアとまぎらわしいポスターがあるなあ、と常々思っていたやつだ、これ。 さて…
70mmで撮影され、オープニングでキャストリストが提示され、章立ての間にタイトルがはさまる。映画館に行くこと、が一大イベントだった時代の「昔の映画ってこうだったんだよ」という贅沢さ。(そもそもはインターミッションまであったらしい!)パナビジョ…
制作の例の二人、ヴィクトリア朝再現で贅沢にやりたい放題やりちらかしてます。楽しかっただろうなあ。もともとテレビシリーズの特別編なので90分枠。なので、映画一本分にするために前後にインタビューや舞台裏のサービス映像付き。よもやいないとは思うけ…
小野不由美原作ホラー。ホラーといっても、派手派手しく驚かすタイプではなく、シチュエーションで追い込んでいくタイプ。特に、BGMの使用が最低限に抑えられているため、「音」の扱いが丁寧で素晴らしい。もし選べるのなら音響システムの良い箱で見ることを…
ひさしぶり、に感じてしまう圧倒的なジョニー・デップ。カンバーバッチも、カーンを彷彿とさせるずしりとした感じの演技で迫力があります。そもそもパンフのどこにもジョニー・デップの最近の作品としてセイウチがでてこないあたり(笑) 物語は、脚色したド…
最初はなんでこれをリドリー・スコットが?と思っていたのだけれど、的確な宇宙船表現で納得。内容は、すでにほうぼうでいわれているとおり、そして原作の通り、火星の鉄腕ダッシュです。そして、どこにも悪いやつ、嫌なやつがいない。個々のシーンはとんで…
原作者がご存命、というのは知りませんでした。「しゃべるクマ」の物語。三井銀行のキャラにもなっていましたっけ。ようするにお行儀のいいTED、です。家族とは何か、家庭とは何か、というテーマがほぼすべての登場人物にのしかかっています。「お行儀のいい…
B級からC級のおばか映画を観るつもりだったので、ちょっとびっくり。きっちりと作られています。昨年から続く新スパイモノの一環。ボーンシリーズやキャプテンアメリカと同様にアメリカのUltra計画を元ネタにし、いろいろな映画へのオマージュをおりまぜ、か…
耽美系ホラー。小道具、衣装、映像の感じはとてもよいのです。時折無意味に驚かそうとするシーンがあったりするのもご愛嬌でしょう。 問題は、せっかくの映像美が演出面で生かされていないこと。屋敷や幽霊たちのアピールも弱いこと。なんというか、大事なと…
TOHOでの特別上映。前にフランケンシュタイン見た時はチケット処理も手作業だったのだけれど、今回はvitで買えます。とはいえ、料金体系が特別なのでポイント鑑賞や各種割引はなし。休憩込みで三時間、という上映スタイルはひところのちゃんとした映画の空気…
年明けにふとしたことから(というか話題についていこうかと)TV、OVAを一気にみてしまったためにそのまま劇場へ。大画面と音響の迫力はすさまじいし、TVシリーズに対するサービスも大量。物語の展開も巧妙でまったく目をはなせないまま一気に走りさっていき…
昨年の夏の戦隊映画があまりにもぐだぐだだったのに、今回はきっちりとつめてきました。ちゃんと面白いです。個々の設定の回収から、映画ならではの特別展開まで、「スクリーンでみるならこうでしょ」という勢いを感じます。周囲の子供たちもスクリーンに声…
一冊を3部に分けて映画化とか無茶するものだとおもったけれど、ようするにじっくりとクオリティの高い映像をつくりたかったのだな、ということはわかった。ストーリーではなく、個々ののシーンを堪能するための作品。シャフトの耽美をこれでもかと味わえます…
当初は、贋作作家という単語に誘導された期待で見始めたのだけれど、あっという間にそれが間違いだったことに気づく。これは、とても不思議な気配をまとったドキュメンタリー。 ある一人の社会不適応者が己にできることを探し、見つけていった人生の足跡なの…
Ep.4公開時の大騒ぎを覚えているものとしては、今回のEp.7は公開前から「あの時の感じの再現」が目的なのだな、と思っていました。当時、マイナーだったSF映画という分野に火をつけ、そこに西部劇的能天気活劇を組み合わせてしまう、という荒技。とはいえ、…
いや、もう、ダビンチの扱いが酷いってもんじゃないけれど、まあそんなのは本編の臭いからも十分わかることなので、ここはひとつドライブの後日談を楽しむつもりでどうぞ、と。マッハの変身だけで結構満足してしまうかもしれない。細かい部分の整合性とか指…
ストップモーションで原作、CGでその後の世界、という組み合わせできっちりと「星の王子様」を描きました。原作パートのみをまとめて(いくつか追加して)原作再現した作品も見たくなるほど、よくできています。その後の世界も、「子供と大人」というボタン…