Anything Goes (again) ...

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2018-01-01から1年間の記事一覧

アメリカン・アサシン(やはりくえないキートン)

ディラン・オブライエンよりもマイケル・キートンの存在感にもってかれてしまいます。あいかわらずの存在感。さらりとデイヴッド・スーシェもでてくるし、敵はキッチユだし、結構贅沢な映画です。 スパイアクションものとしてはとりあえず平均的。とはいえ、…

Nikon EM(ザ リトルニコンとAgfaUltra)

ジウジアーロのリトルニコン。F3の兄弟です。1980年発売。当時は、そのあまりに簡素化された内容に、「ニコンらしくない」と敬遠されがちだった部分もあるモデル。軽くてプラスチックなEレンズシリーズもおもちゃみたいで。自分も当時はなんかちゃちな感じが…

ハンソロ(やはり外伝のほうが本筋)

このところ本編はぐだぐだなSW界隈。ロンハワード監督による次なるスピンオフです。ハンソロの背景を組み立てていく作品なので、ちょっとつめこみすぎかなあ、としいう気配もあり。そのかわり、名前の由来からその他諸々のソロ「らしさ」を大量にちりばめて…

Riga Minox (開祖)

Rigaは1938年が最初。このモデルはシリアルナンバー10877であることから1940-1941の製品のようです。たぶん、手持ちのカメラで一番古い。サバイバーサイトの617番が売りに出ていた、ということのよう。きちんとラトヴィア産です。夢だったRigaがeBayにてひょ…

Rollei A110(手の中におさまる110)

一台、壊れてるのは持っているけれど動作するのはまだだったのを、カメスズさんにて発見。しかも、一時期は絶滅していた110フィルムも今はLOMOから出ているわけで、こういうのがタイミングだろうか、と(auto110も復活させないとなあ) やたらと小型だけどみ…

オンリーザブレイブ(またしても予告編にだまされた…)

能天気な体育会ヒャッハーおバカ映画だとおもってたんですよ… ヤーネルヒルといわれても、地名までは思い出せなかったんですよ… やられました… まず、まったく体育会系ではありません。逆に文化の香りすらただようメンツの子気味良いやりとり。ヤク中からが…

マッド・ダディ(ほのぼの家族ムービー)

「親子」が大好きなハリウッド映画。その中で、「親だって大変なんだ」という素朴な気持ちをダイレクトに豪速球でぶつけにくる作品。実の親が子供を真剣に殺しにかかる、というシチュエーションで、そしてそれだけ、です。原題は"Mom and Dad"、なので、つま…

空飛ぶタイヤ(サザンがずるい)

長瀬、いい俳優になったなあ。物語のテンポもよく、脇を固める俳優陣も贅沢、ストレスなくラストまでなだれ込みます。 無駄にお涙的な展開にせず、どんどんシチェエーションが展開していくのは映画の尺としても正解で、おかげで勢いのある展開になりました。…

ピカちんキット 「ティッシュ箱カメラ」(今風の日光写真)

一時期話題になり、入手困難になったコピーアートペーパーを使った日光写真機。バンダイの「知育おもちゃ」みたいな感じで登場しました。 バンダイお得意のブラモデル組み立てで暗箱はかっちりとできあがります。スクリーンがわりのトレーシングペーパーで反…

Strereo Rokka(ブローニー版リアリスト、というアイデアもの)

1955年に六和から発売された小型のステレオカメラ。廉価版Duprexみたいなモデルです。リアリストサイズなので、120フィルムで24セットとれる、といういかにも日本人が好みそうなお得感。背面の番号窓も上下二段になっていて下から順番にフィルムを送って撮影…

ワンダー(さわやかな作品)

ともすれば、重くなりかねないテーマを軽妙に、しかもドラマチックにしあげました。その手腕はなかなかのもの。登場人物も、ごく一部を除けば最後はみんな爽やかで気持ち良い終わり方をします。あの校長、教師になる前はなにをしていたのだろうか… 原題はWon…

アローン(アミハマさん一人舞台)

シチュエーションもの。いや、「地雷を踏んでしまいうごけなくなったので、救援がくるまでの52時間をどうすごすか」というのだからシチュエーションもシチュエーションすぎる。そこに当人の過去の心の傷や現代の心残り、「自由人」との関わり、という複雑な…

プリグズビー・ベア(涙なくしてはみられない)

赤ん坊の時に誘拐され、世の中から隔絶した場所で25歳まで育てられた主人公の物語。「偽の父親」のマーク・ハミルが素晴らしい。さらってきた子供の教育のために、近くのスタジオでブリグズビー・ベアというSFドノマを撮影して「毎週新作を用意」してきた教…

リディバイダー(派手さはないが佳作SF)

並行世界もの。物語は極めてシンプルなので、その分を「コピー世界の表現」としての「鏡像文字」と「一人称視点」で対応してみせています。本編の一部だけが一人称視点なので、状況がわかりやすくなる、という利点もある。コピー世界を作成してそこから無尽…

ニンジャバットマン(中島かずきの天衣無縫)

この時期、つまり「デッドプール2」と重なる時期に公開することに意味があった一本。向こうが「やりたい放題なマーベル」なのに対してこちらは「懐の深さと悪ノリを許容したDC」というわけで。作画が初長編となる神風動画。脚本中島かずき、そこに堺三保、と…

バーフバリ 王の帰還 完全版(あっという間の三時間)

冒頭の「前回のあらすじ」でお腹いっぱいになるんです。満足してしまうのに、そのあと始まる本編にはやっぱり釘付け。完全版なので30分弱伸びて約3時間なのに、気がついたら見終わっています。エンドクレジットも、相応に長い(唐突に終わるけど)。オープニ…

デッドプール2(かなだじゃね?)

泣けるファミリー映画。まちがいない。 映画ネタと札束でぶんなぐられてきました(笑)。1の時に感じた若干の物足りなさが払拭され、贅沢極まりないお祭り映画に。 ひたすら他の映画を殴り、たきつけ、ネタにし、ライアン・レイノルズの過去を力一杯清算しよ…

犬が島(いわく言いがたいニポン)

ウェス・アンダーソン作品は初めてです。声優陣のあまりの豪華さにめまいを感じながら、ニンジャスレイヤーチックなニホンを堪能しました。悪意じゃないかと思えるほどヒロイン(?)がかわいくなかったり、市長がちょろかったり、悪役の名前が「メイジャー…

ゴジラ 決戦機動増殖都市(日本のゴジラとしては十二分のでき)

前作からのキービジュアルに使われていたメカゴジラは控えめに言って微妙なデザインで、あれをゴジラにぶつける気?本気?という感じでした。小説版の顛末から、メカゴジラとしての登場はむずかしかろうに、と思っていたら、ナノマシンの暴走で都市化してい…

ピーターラビット(ラスト五分に涙するドラマチック巨編)

いや、自分もあまりピーターラビットは知らなかったのです。「カワイー系」のグッズしかみたことなかったし、個人的には「ウォーターシップダウンのうさぎたち」のインパクトが強かったもので。 とはいえ、「お父さん」の紹介がすでにパイになっていた、とい…

ゲティ家の身代金(金を儲ける者)

ケビン・スペイシーからクリストファー・プラマーに交代して再撮影、とのことだけれど、大正解だったのでは。この映画の肝はゲティ1世と、アビゲイルという「似た者同士」の対決にあるのだけど、ミシェル・ウィリアムズの鬼気迫る癖の強さに対してはプラマー…

のみとり侍 (配役の妙)

もちろん、展開やメリハリにもう一声あれば、というところはあるのだけれど、それ以上に配役の濃さになにもかもを持っていかれる一本。阿部寛と伊武雅刀が対峙するとか、トヨエツが無双するとか、おもしろすぎる。予告編でさんざんなイメージになっている松…

ヤマト2202第五章 煉獄篇(うん、確かにこのシリーズ自体が煉獄)

「ヤマト」です。昭和の時代に、新作が公開されるたびに、それを見てあきれ返り、目を閉じて首を横にふり、それでもなお新作が公開されると見てしまう、「あの」ヤマトそのものです。いままでもそのきらいはあったのですが、とうとうテレビ公開を前提として…

ホースソルジャー(よくできた娯楽作品)

予告編の悲壮な感じから、もっとひりひりした物語になるのかと思っていたら、はきちんとつくられたドキュメンタリー娯楽作品でした。シャノンとペーニャの似たりのマイケルの素晴らしさが際立ちます。マイケル・シャノンはもっと活躍してもいい俳優さんだと…

ボストン・ストロング(アメリカに残った傷跡)

パトリオット・デイと裏表のドキュメンタリー。いや、ギレンホールを見に行ったのですが。このひと、こういう表情、こういう演技できるのか、と、うれしい発見。しかも、今作は彼のプロデュース第1作でもあるとかいろいろとてんこもりです。主人公に似せるた…

ランペイジ(ロック様にはずれなし)

もとは昔のアーケードゲームとのこと。とはいえ作品内には巨大怪獣ものへの愛が大量につまっていて感涙ものです。物語はシンプル。キャラクターもそれぞれ味わい深い。ジョージは大きいままなので、続編もありそう。ネズミもいるし。 予告から想像していた展…

サバービコン(シニカルな、ザ・アメリカ)

ヘイル・シーザー以来のコーエン・クルーニー映画。とはいえ、ジョージ・クルーニーは今回監督と脚本に徹していてでてきません。保険調査員役だったはずが、そこにオスカー・アイザックが入り込んだ、とかそりゃもうオスカーのほうが良い(笑)。このひと、…

名探偵コナン ゼロの執行人 (いや、まあ、日本人なもんで)

すすめられて執行されてきましたが、なるほどこれは売れる。アベンジャーズが食われているのもわかります。うまい。コナンって、毎回「予告編がくっそつまらなそう」なつくりなので、実はちゃんと見たのも初めてなのですが、ところどころ「わかりやすくした…

いぬやしき(上手につくられている安定度)

この監督、前回のアイアムアヒーローから気に入っています。原作を崩さず、過不足なく物語をつくる。余計な人間関係とかに尺をつぶさないのでてきばきと進展する心地よさ。犬屋敷に木梨をつれてきた、という時点でもうGJだったし、佐藤健がまだ高校生で通じ…

デジモンアドベンチャー tri. 第6章「ぼくらの未来」

やっと、終わりました。他に感想も感慨もありません。Butterflyが流れて、オメガモンが活躍すれば(事実上、ぼくらのウォーゲーム以来初めての活躍)、とりあえずよしとしましょう。02組がいい加減な扱いなのも、西嶋先生も姫川さんも雑な扱いなのも、イグド…