Anything Goes (again) ...

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写真機

CONTAX RTS(初代)

1975年にヤシカから発売されたもの。当時、ペンタックスMXを使っていた自分は新宿のヨドバシカメラでこれを触って一目惚れしてしまったのです。この、なにげなく手に持った時に、自然に必要な場所に指が届いている感じ。以来、貯金をしてRTSを手にいれてから…

Pentax auto110Super (ちょっぴり大きくなった、auto110の完成形)

1985年のモデル。auto110にくらべてほんの少し大きくなりましたが、そのかわり、セルフタイマー、露出補正ボタン、シャッターロック、一回巻き上げ、ファインダーにはスプリットマイクロプリズム、カートリッジのASA感度切り欠きに対応(これはとてもありが…

Nikon F2 フォトミック(F一桁の真骨頂)

1971年の機種。F一桁の中でも一番好きなモデル。古くは小学校の理科の先生がこれのモードラ付きを使っていて、運動会とかに持ちこんでいる(考えてみれば、発売してすぐに購入していたのだな、あの先生)のを見て憧れたところから。モードラが自動で巻き戻し…

Nikon FE(ニコンらしさ)

祖父が昔使っていたもの、ということでCanonIIDと同様に今手元にあるFE。1978年発売のシンプルニコン。当時は「Bで星をとると電池がなくなる」とか悪口言われたりもしましたが、あんたら、そんなに普段からBばかりつかっているの?みたいな。絞り優先AEを搭…

Minolta 110 Zoom SLR(独特のスタイリング)

1976年発売。110一眼の元祖です。16mmを出し続けたミノルタの、110システムへの参入モデル。auto110よりも少し前。こちらはズームレンズを採用したかわりにレンズ交換システムはなし。形状が普通の110カメラスタイル、というところがユニークです。こうみえ…

Pentax auto110 (世界最小の一眼レフ)

1978年の超小型一眼レフ。A110以来、ちょっと110熱があがってきまして(フィルムも3本セットだったし)ひっばりだしてきました。パンフォーカスレンズもどこかにあるはずなのだけれど例によって引っ越しの時にどこかにしまいこまれた気配… こちらは、67と並…

Nikon EM(ザ リトルニコンとAgfaUltra)

ジウジアーロのリトルニコン。F3の兄弟です。1980年発売。当時は、そのあまりに簡素化された内容に、「ニコンらしくない」と敬遠されがちだった部分もあるモデル。軽くてプラスチックなEレンズシリーズもおもちゃみたいで。自分も当時はなんかちゃちな感じが…

Riga Minox (開祖)

Rigaは1938年が最初。このモデルはシリアルナンバー10877であることから1940-1941の製品のようです。たぶん、手持ちのカメラで一番古い。サバイバーサイトの617番が売りに出ていた、ということのよう。きちんとラトヴィア産です。夢だったRigaがeBayにてひょ…

Rollei A110(手の中におさまる110)

一台、壊れてるのは持っているけれど動作するのはまだだったのを、カメスズさんにて発見。しかも、一時期は絶滅していた110フィルムも今はLOMOから出ているわけで、こういうのがタイミングだろうか、と(auto110も復活させないとなあ) やたらと小型だけどみ…

ピカちんキット 「ティッシュ箱カメラ」(今風の日光写真)

一時期話題になり、入手困難になったコピーアートペーパーを使った日光写真機。バンダイの「知育おもちゃ」みたいな感じで登場しました。 バンダイお得意のブラモデル組み立てで暗箱はかっちりとできあがります。スクリーンがわりのトレーシングペーパーで反…

Strereo Rokka(ブローニー版リアリスト、というアイデアもの)

1955年に六和から発売された小型のステレオカメラ。廉価版Duprexみたいなモデルです。リアリストサイズなので、120フィルムで24セットとれる、といういかにも日本人が好みそうなお得感。背面の番号窓も上下二段になっていて下から順番にフィルムを送って撮影…

高野山 (RTS3)

連休で、高野山に行ってきました。結縁灌頂や奥の院の暮石などいろいろと楽しみな空間。ブラタモリでみていたこともあり、自分自身、行くのがへたすると半世紀ぶりくらいなのでなかなか面白かったです。 今回はデジカメのほかにはRTS3にSプラナー60mmで、か…

ダークレス現像(フジフィルム、再生産しないかしらねえ…)

3.5mmのパンチャーを買ったので、これでパトローネ軸にとめればダークレス現像もできるのではないか、という発想から。フジのパトローネ軸は二か所の穴で爪をひっかけるようになっているのでその位置にパンチしてとめてみます。フィルムは長巻のケントメア40…

マミヤのエンラヘッド(16mm用)

つい、手を出してしまいました… 先のヤシカ製とあわせると、これでミノックスも16mmも引き伸ばせる環境が…いや、暗室と引き伸ばし機はないのですが… 構造はヤシカのものとにています。レンズボードに取り付け、フィルムキャリヤーがついていて、レンズ部分に…

低温調理器によるカラーネガフィルム現像(お安いウォーターバス)

朝のニュース系番組で「低温調理器」という、どうみてもヤバそうな代物が紹介されていました。食材を密閉して、44℃とか60℃とかで一定時間処理する料理ツール?どうみても、相当の用意をしない限り食中毒一直線です恐ろしい。で、「メイソンジャーみたいなも…

サイアノタイプ(昔懐かし日光写真)

日光写真、というのは子供の頃の雑誌の付録の定番でした。ついてくるマスクと感光紙を重ねて太陽光にあて、水で洗うと青い反転画像ができる、というもの。だいたいはキャラクターのネガ(?)がついてきていたものです。単純なのだけれど妙に楽しくて、付録…

126カートリッジの復権(3Dプリントというと未来っぽい)

なにげなく、日本カメラ3月号をぱらぱらとながめていたら「3Dプリントで126カートリッジを」という内容の記事を発見してしまう。なんですと!?ということで調べてみるとDMM.makeのクリエイターズマーケットにて白蟻さんという方が120版切り出し用、135フイ…

メディカ シゲール万能ミニ現像器(シゲールは明所現像器のパイオニア)

「暗室のいらない現像処理」というのも一つの目標地点でした。古くは、「持ち歩き用の暗室」だったところを器具によってそれを不要にする。最近ではKickstaterにでていたLab-Boxがその系譜をうけついでいますし、少し前だとキングからデイロードというタンク…

マイクロフィルムネガティブ HR II((微粒子フィルムをさまよう その4 850本/mm・「現行」のミニコピー)

いろいろと微粒子フィルムをためし続けているわけですが、やはり数値上最高スペックに近いミニコピー HRIIへの思いを捨て切れません。なにしろ850本/mmです。圧倒的なのです。そして、以前市販されていた時のフイルムでH&W現像での微粒子は経験済み。なんと…

Rollei Retro 80S(微粒子フィルムをさまよう その3 135本/mm)

同様に、135l/mmのスペックというRetro80S。これでそこそこ使えるならISO80というのは魅力的です。760nmまで反応する近赤外フイルムでもあるとか。ベースは例によってPE。だんだんスリッターの刃の寿命が気になってくる… もの自体はAgfaのAviphoto Pan80同等…

ヤシカ・アトロン用引伸レンズ(エンラヘッド)

ヤシカが16mmからミノックス版に移行した際、16mmの時と同様にフルシステム体制をつくろうとした、その一つです。ミノックスばりのデイライト現像タンクのほか、引き伸ばし用の「ヘッド」をだしていました。本家ミノックスは専用の「小さい引き伸ばし機」を…

Rollei Ortho25 Pro(微粒子フィルムをさまよう その2 330本/mm)

オルソクロマチック。つまり、赤に対する感受性が低いフィルムです。赤がグレーから黒で再現される感じ。ただ、比較しないと意外と気がつかないものかもしれません。135はちょっと入手しにくいかもしれないフィルムです。 こちらもECでISO25で撮影。H&W現像…

Rollei RPX25(微粒子フィルムをさまよう その1 120本/mm)

テクニカルパン2415もミニコピーHRIIもなくなって以来、粒子の細かいフイルムについて考えていました。ミノックスで撮影したものを拡大すると粒子が目立つフィルムが多い中、なにを使えばなめらかなネガを得られるのか。現行でスペック上の粒状性が細かいフ…

一浴現像定着液(中学生の頃から響いていた魅惑の単語)

中学生の頃から、気になっていたのがこれ。ただ、自分にとっては実用性があまりなさそうなので試すことなく今までウン十年を過ごしてきました。最近、歯科用X線フィルムを処理するのにこれが使われている、ということに気が付いて興味が再燃。歯科用のものは…

Whittaker Micro 16 Pixie (こりずにまたアメリカンメイド)

1950年のモデルです。なにやら日本製のCroma Color 16 と Mykro Fine Color 16に影響を与えた、とあるけれど、どちらも知らないなあ。メーカーのWm. R. Whittaker, Ltd.というのはすでに紹介したmicro16を作ったところです。micro16はやたらと凝ったメカニズ…

Contax RTS III(あこがれだったハイエンド機種)

PentaxMXを雑にふりまわしていた中学生時代に、たまたま新宿のヨドバシカメラで手に取ったRTSに衝撃をうけました。手に持った時のフィット感、操作に必要なボタン類が全部自然に届く配置、電子シャッターの繊細で、そのくせに確実な手応え。いわゆる「ひとめ…

Contax AX (アイデア勝負の penultimate CONTAX)

AF機で出遅れた京セラが、「既存のツアイスレンズという財産」を有効活用するためにはこれしかない、とばかりにRXをひきついで1996年に出してきた変態機種がAXです。マニュアルフォーカスの過去のレンズ資産を無駄にせず、そのままAFの効くボディがあればい…

Minimax-Lite (ライター付きカメラという正当路線)

ローマの休日の一シーンを思い浮かべつつ1951年の鈴木光学のエコー8という、16mmフィルムをさらに半分に切って使う小型カメラを始祖とするならば、ライター付きカメラというものはある種ミニカメラの王道ともいえるでしょう。1981年製、日向工業のミニマック…

PentaxStereoAdapter & ViewerII(立体写真の楽しみ)

ステレオリアリストとかも昔から気になっているカメラで(とはいえまだ手にしていないのですが)、「立体写真」という一ジャンルの入り口です。左右の視差を用いて立体視する写真。うまく見えれば実際以上に奥行きが強調されて、ちょっと不思議な視覚体験が…

Viscawide-16 ST-D (16mmのパノラマカメラ)

16mmフィルムを使ったパノラマカメラ。太洋光機製1961年の製品です。シャッターを押すとレンズが首を振って視野角120°のパノラマ写真をとる、というもの。シャッター速度がH、S.の他にOFFがあるので初期型のようです。ちなみに、調べたところ S (1/60), H …