Anything Goes (again) ...

Yahooブログから移りました

#その他趣味

ヤシカ・アトロン用引伸レンズ(エンラヘッド)

ヤシカが16mmからミノックス版に移行した際、16mmの時と同様にフルシステム体制をつくろうとした、その一つです。ミノックスばりのデイライト現像タンクのほか、引き伸ばし用の「ヘッド」をだしていました。本家ミノックスは専用の「小さい引き伸ばし機」を…

Rollei Ortho25 Pro(微粒子フィルムをさまよう その2 330本/mm)

オルソクロマチック。つまり、赤に対する感受性が低いフィルムです。赤がグレーから黒で再現される感じ。ただ、比較しないと意外と気がつかないものかもしれません。135はちょっと入手しにくいかもしれないフィルムです。 こちらもECでISO25で撮影。H&W現像…

Rollei RPX25(微粒子フィルムをさまよう その1 120本/mm)

テクニカルパン2415もミニコピーHRIIもなくなって以来、粒子の細かいフイルムについて考えていました。ミノックスで撮影したものを拡大すると粒子が目立つフィルムが多い中、なにを使えばなめらかなネガを得られるのか。現行でスペック上の粒状性が細かいフ…

一浴現像定着液(中学生の頃から響いていた魅惑の単語)

中学生の頃から、気になっていたのがこれ。ただ、自分にとっては実用性があまりなさそうなので試すことなく今までウン十年を過ごしてきました。最近、歯科用X線フィルムを処理するのにこれが使われている、ということに気が付いて興味が再燃。歯科用のものは…

Whittaker Micro 16 Pixie (こりずにまたアメリカンメイド)

1950年のモデルです。なにやら日本製のCroma Color 16 と Mykro Fine Color 16に影響を与えた、とあるけれど、どちらも知らないなあ。メーカーのWm. R. Whittaker, Ltd.というのはすでに紹介したmicro16を作ったところです。micro16はやたらと凝ったメカニズ…

Contax RTS III(あこがれだったハイエンド機種)

PentaxMXを雑にふりまわしていた中学生時代に、たまたま新宿のヨドバシカメラで手に取ったRTSに衝撃をうけました。手に持った時のフィット感、操作に必要なボタン類が全部自然に届く配置、電子シャッターの繊細で、そのくせに確実な手応え。いわゆる「ひとめ…

Contax AX (アイデア勝負の penultimate CONTAX)

AF機で出遅れた京セラが、「既存のツアイスレンズという財産」を有効活用するためにはこれしかない、とばかりにRXをひきついで1996年に出してきた変態機種がAXです。マニュアルフォーカスの過去のレンズ資産を無駄にせず、そのままAFの効くボディがあればい…

Minimax-Lite (ライター付きカメラという正当路線)

ローマの休日の一シーンを思い浮かべつつ1951年の鈴木光学のエコー8という、16mmフィルムをさらに半分に切って使う小型カメラを始祖とするならば、ライター付きカメラというものはある種ミニカメラの王道ともいえるでしょう。1981年製、日向工業のミニマック…

PentaxStereoAdapter & ViewerII(立体写真の楽しみ)

ステレオリアリストとかも昔から気になっているカメラで(とはいえまだ手にしていないのですが)、「立体写真」という一ジャンルの入り口です。左右の視差を用いて立体視する写真。うまく見えれば実際以上に奥行きが強調されて、ちょっと不思議な視覚体験が…

Viscawide-16 ST-D (16mmのパノラマカメラ)

16mmフィルムを使ったパノラマカメラ。太洋光機製1961年の製品です。シャッターを押すとレンズが首を振って視野角120°のパノラマ写真をとる、というもの。シャッター速度がH、S.の他にOFFがあるので初期型のようです。ちなみに、調べたところ S (1/60), H …

Acmel MX (浅沼商会のミノックス版)

富士フィルムのMC007の直接のご先祖様。1995年のモデルです。ストロボの、というか先祖の機種のせいでやたらと長いデザインに。このシリーズは結構複雑な背景があって、そもそもは日向工業から発売されたライター付きカメラのミニマックスライトから始まって…

Pentax ME(パンケーキレンズと共にある小型カメラのイメージ)

MXを使っていたころ、MEも発売されていました。実際にはMXの1ヶ月遅れの発売。マニュアル機とオート機、というスタイルもまたOM-1と2を意識したものだったはずです。ただ、MXが酷使前提のフルマニュアル機なのに対して、MEは小ささと手軽さを兼ね備えたスタ…

Pentax MX (最初に買った一眼レフ)

中学生の時に、お小遣いをためて買った最初の一眼レフがMXでした。1976年発売の小型カメラ。当時はオリンパスのOM1にぶつけるかたちで宣伝していました。「ぺんたっくすぺんたっくすぺんたっくす」「望遠だよワイドだよ」というCMとかも懐かしい。「マイクロ…

Micro16(これもまたアメリカンメイド)

1946年の機械です。つまり、ステキーと同年。四角くてずっしりとした、凝った機械で、なにしろ、巻上げのプランジャーは「ロゴを上にむけて押す」とでてきて、使わないときは「ロゴを下に向けて押し込む」としまわれる、という謎機構。フィルム送りはパーフ…

アトムレンズ(科学のチカラ?)

20世紀の一時期に、科学の最先端にあやかろうとなんでもかんでも「アトム」付きにした時代がありました。そこには原子もなにも関係なく、単純に新しい科学っぽいでしょ、というアピール。アメリカなんかでは実際に線源つかって放射線効果付きにしちゃった代…

Minute16(もうひとつのアメリカン メイド)

TYNARに先立つこと一年、1949年のモデル。外見はTYNARそっくりです。シャッターは1/60単速、ピントは固定、絞りは切り替え式の三段階。三脚穴とストロボシンクロ付き。TYNARと違うところは巻き上げにフィルムのパーフォレーションをつかっているところ。なの…

ゴールデンリコー16 (きんぴか)

リコー製。ステキーの発展形で1957年発売。通常のカメラのような横型のデザインとなり、金ピカ。この金ピカのせいかアメリカではまたしても大人気になったのだそうで、実際、いまでもeBayでは結構いい値段がついています。ファインダー対物側のコーティング…

TYNAR 16mm(アメリカン メイド)

1950年のモデル。当時の雑誌広告の ”With Lifetime Supply of Free Film for Camera!” に震えます。さすがにもうやっていないのだろうけれど、現像代を払ってフィルムを送れば現像済みのネガ、プリント、新しいフイルム一本を送り返してくれるというサービス…

Yashica Atoron Electro(EEモデルの一つの完成系)

1971年。ヤシカはこのあと110に移行するので、Minox版カメラもこれで終了、となります。16mmもMinoxも二機種ずつ、という。なぜか前面に「ふた」があります。撮影時にパーツが一つ増えてしまうのはあまり良いことではないと思うのですが、デザイン優先だった…

Edixa16 (ヴァースケの16mmカメラ)

1960年。Rollei好きとして避けては通れないもう一つの16mm。ヴィルギン時代のハインツ・ヴァースケ設計による16mmカメラ。Rollei16と同じRADAカセットを使うタイプです。とはいえ、Rolleiとは違ってフィルムのパーフォレーションを使わずに巻き取りスプール…

Bell Kamra Model KTC-62(謎の素性の16mmカメラそしてラジオ)

1959年の興和光器製作所製Rameraの別バージョン。すでに1948年に127フィルムを使った真空管ラジオ付きのトムサムラジオカメラがあったようで残念ながら世界初の、ではないではないみたいですが、もしかするとトランジスタラジオとの合体はこの機種が初なのか…

Rollei Infrared 400(初赤外フィルム)

以前もらってそのままになっていたローライの赤外フィルムを試してみました。もらってから数年たっているので赤外域の感度は落ちているかもしれないし、とりあえず初めてだし、ということでキャノンの沈胴5cmにケンコーのR1フィルター(オンラインから受注生…

Rollei16Sと16とEdixaマガジン(いかにもRolleiらしいメカ感)

Rollei好きとして、個人的には16mmカメラとしての憧憬はRollei16Sにむかっていて、これがまたなかなかeBayでも良いものが出てこないのです。とにかく、Super16のマガジンつきのものがほとんどでてこない。で、調べているうちにどうもEdixaとマガジンは共通ら…

Fujicolor MC007(小さいが完成度は高い)

1997年の量産型Minox機。1993年のキングAcmelMDのOEMです。キングはAcmelの名前でMinox版カメラを三機種だしていて、その最終モデルをフジカラー販売からだしたOEM。007という名前がジェームズ・ボンドネタだ、という噂は本当なのでしょうか。たしかに001か…

Mamiya16 EE DeLuxe(大きくて分厚い)

1962年のマミヤ最後の16mmカメラです。とにかく大きい。この前の16DeLuxeでも巨大感があったのだけれど、こちらはさらにどっしりとしています。とにかく分厚くて重たい。マミヤらしく「全部入り」で、セレンメーター搭載のEE付き。ピントもマニュアル。しか…

緑茶現像(茶葉を粉砕して使う、というのは応用がききそう)

緑茶現像液、というものがあるということを知りました。ところが、webには詳細がでてこない。情報としては「写真工業」の66巻12号に阪川・西山による2ページの記載があるけど、「写真工業」の編集部にもバックナンバーが残っていない、という状況。なので、…

Yashica Atoron(国産ミノックス的な)

1965年のヤシカ初のMinoxフィルム機。前年の16EEからの鞍替えです。16mmからMinox版にのりかえたことで、「国産初のMinox版カメラ」となりました。子供の頃はなんとなく偽物感を感じてしまって手に取らなかったのですが、こうしていろいろな小型機を使ってか…

美白化粧水現像(白くするやつで黒くする)

あとはもうそのものズバリ、を試すしかないでしょう。そう、現在アマゾンなどで「ハイドロキノン」で検索するとでてくるアレです。とりあえず、「ハイドロキノン5%」という奴を買ってみました。現像液200mlとして、たとえばD76相当の分量にするならば、20ml…

ビタミンC現像(液は濃く、像は薄い)

ビタミンCは還元剤として現像の主剤にもなる、という話があります。さらにE-72やE-76とは異なり、フェニドンやメトールもつかわない処方がある、というのでこれもやってみようか、と。これも調べていると頭が痛くなってくるはなしでありまして… 一番簡単な処…

リコー ステキー(驚きの小ささ)

1946年製。いまのところ知る限り最も古い16mmカメラ。ほとんど姿を変えずにステキーII、III、とすすみ、突然横に倒れて金ピカになっちゃう未来をもちます。最も古いけれど、レンズ交換式のダブルマガジンというとんがった設計。マガジンがMamiyaと共用可能、…